小学校低学年の時だっただろうか詩の宿題が出た ベランダでキラキラ光る給水塔を眺めながら思い浮かんだ言葉を並べた猫 青空 風 キャンディ ・・・好きなものを気持ち良いリズムでパズルのようにはめ込んでゆく何て自由で楽しいのだろう幸せだった時間を忘れ…
「もうすぐ引越すんだ」 彼は言った 平らなところで足を取られたような無防備さで心はバランスを崩した手を伸ばしたら届きそうな距離でそこにいた人夢が覚めようとしていた ずっと渡したいものがあった 忘れられて静かになった場所をみつけてそっと それを置…
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