ゆっくり腕を伸ばし、
あるいは長座になり、
つま先を天井に向けて、
体を倒してゆく。
痛いけれど、
とても気持ちがいいのです。
肩や首の筋肉に血がかよい、
感情が体の隅々まで運ばれる。
縮こまった筋肉の繊維の、
ひとつ一つがほぐれていくにつれ、
心もするりと解けてゆきました。
すると、
あっ!
心が小さく叫んで、
あの人の不器用な優しさや、
わかり辛い気配りなんかに、
ふと、
ああ、そうだったのか。と、
気がついたのです。
今さらですが。
お読みくださり、ありがとうございます(^^)/